消費者問題について


◆悪徳商法とは  

  悪徳商法は多種多様です。それぞれの事案により検討する必要があり、対処法も複雑です。 理解できなかったり、相手が悪質である場合は、 早急に消費生活センターや関係する専門家にご相談されることをお勧め致します。

 

リンク:香川県消費生活センター

悪徳商法の例


(イ) マルチ(まがい)商法 この商法は、ネズミ講のように次々と下に子会員を作って商品を販売していくことにより、 上部の会員が利益を得られる商法を指します。 会員になる人が無限であればお金の回収もでき、全員が利益を得られるはずですが、現実には会員の拡大が無限になるはずはなく、大部分の会員が出資金の回収すらできない結果になります。 きわめて危険な悪徳商法です。

 

(ロ) キャッチセールス 駅前や繁華街などを歩いている人に、「見るだけでいいですからいかがですか」 とか「アンケートに協力してください」などと言ってターゲットに近づき、喫茶店 や展示会場に連れて行きます。一方的にしつこい会話を繰り返し、最終的に宝石や 絵画などの高額な商品を売りつけます。

 

(ハ) 催眠(SF)商法 信じやすそうな主婦や、お年寄りなどをターゲットに、 最初は無料で商品を配って人を集め、その後密閉された会場内でプレゼントと称して単価の安いものから高いものへと配布を繰り返し、 雰囲気を異様に盛り上げ、ついには契約をさせられてしまう商法です。 「新製品普及会」という業者による被害があったため、「SF商法」とも呼ばれます。

 

(ニ) アポイントメントセールス、電話勧誘販売 電話・手紙などで「おめでとうございます。 あなたが当選しました。記念品を受け取りに来てください」などと誘いかけ、 勧誘者の会社などに呼び出し、絵画や、毛皮、宝石など高価な品物を勧め、売りつける商法です。

 

(ホ) ネガティブオプション 頼んでもいない商品が勝手に送られてきます。 商品を先に送りつけて代金引換郵便などで支払いを求められ、 家族の人が間違ってお金を支払ってしまうこともあります。

 

 上記以外にも様々な悪徳商法があり、トラブルが多発しています。 近年は手口が非常に巧妙です。おかしいと気が付いたら、クーリングオフなど手を打って、 被害を最小限で食い止めて下さい。 

 

 

◆振込詐欺とは  

 振り込め詐欺とは当初『 オレオレ詐欺 』と呼ばれていました。 家族を装って「オレオレ」と言い、金を振り込ませたことから、このように言われました。 現在では手口が巧妙になっています。身内や友人になりすまし、 警察や事故の被害者などを装って 『お宅の○○が事故を起こしてうちの△△が入院しているので示談金を支払って欲しい』 などと偽って、振込ませる手口などがあります。警察を名のる者も登場します。

 最近では、新たな手口が次々と出てくるので、つい騙されてしまうケースが多発しています。 特に対象者に高齢者が多く、社会問題になっています。

 

 お金を振込む前に必ず、本人に確認をして下さい。 事前に家族の間で共通の合い言葉を決めておくのも有効な対処法です。

◆架空請求・不当請求とは  

 (1) 架空請求の詐欺 
 サイトを利用していないのに利用料を請求するハガキがくる被害です。 公的機関に近い名称で送られてくることが多く、また、存在しない法令を記載したりしています。 覚えが全くなくても、手紙が来ると不安になります。 怪しい手紙だと思ったら、記載されている電話へ連絡しないで、専門家に相談して下さい。

  一度、支払ってしまうと『 カモリスト 』に記載され、 後日関連の業者から更に高額な料金を請求されてしまうのもパターンとなっています。

(2) 不当請求の詐欺
 「利用料無料」などの公告を見て登録をして一度利用したところ、利用料の請求がくるという詐欺です。これは実際に自分がサイトを利用しているので支払ってしまう被害者があとを絶ちません。  この場合『 電子消費者契約法 』により錯誤無効を主張する事ができます。    

◆クーリングオフについて  

  訪問販売などで購入契約をした消費者が、 一定期間内なら無条件で契約を取り消すことができる制度です。

 

期間:訪問販売の場合・・・8日間

   クレジット契約・・・8日間

   現物まがい商法・・・14日間

   マルチ商法・・・・・20日間